How to アロマ & N -実践してみましょう-

新型ウイルスに効果的な精油その2

同じく試験管内で行った別の研究ではティートゥリーの精油にもH1N1の生育を阻害する作用が認められたという報告がなされていました。特に、この精油の特徴的な成分であるterpinen-4-olが強く作用していると分析しています。オーストラリア原産のこの植物は先住民族のアボリジニの万能薬として長い歴史をもっていますが、最近では細菌や真菌に対しての殺菌力、また耐性菌が発生しにくいことから院内感染などへの応用等、医薬品の世界でも注目。新型インフルエンザにも効果がありそうなのは、非常にうれしいニュースです。比較的は安全な精油なので抗菌スプレーで感染予防対策にうってつけ。 

新型ウイルスに効果的な精油その1

あくまでも試験管内で行った実験ですが、培養したH1N1菌株と精油に関する研究では、多くの精油にウイルスの生育を阻害する働きが認められました。特にシナモンバークの精油に含まれるcinnamoldehydeには驚異的阻害効果があることが分かったと報告されています。実はこの精油15世紀のヨーロッパで疫病が流行したとき、死体から盗みを働いていた4人がクローブなどとブレンドしてカラダに塗っていたため、決して感染しなかったという記録が残るほど殺菌効果は古くから有名。ただ、作用が強いため拡散器などで噴霧することで大気中のウイルス滅菌に一役買わせましょう。 

ウイルスに効果的な精油

風邪時期、大分定番となった精油、ユーカリが新型インフルエンザのウイルスに対しては効果が期待できない、といってがっかりしないでください。炎症効果や去痰作用はしっかり働くので、鼻やのどなどの不快症状の緩和には十分役立ってくれるはず。それでもやはり気になるのは、直接新型インフルエンザに効きそうな精油のことではないでしょうか。当然のことながら、各所で様々な研究が行われているなか、精油についてもいくつかの報告がなされています。効果の大小は別として、そこにはこのコーナーで取り上げた「アロマスク‥」の精油も含まれていたのでぜひ参考にしてください。

爽やかな系の精油で心身のクールダウン

爽快感やリフレッシュ効果の精油を使って用途を広げましょう。夏の入浴は気持ちよいけれどその後の汗が、という場合は、精油を1〜2滴、お風呂場の床に垂らしてから入りましょう。揮発した精油がちょうどミストサウナを演出してくれ、入浴後も爽やか。精油をエタノールで希釈し、精製水を加えた(精油:10滴、エタノール:10ml、精製水:90ml)ボディ−スプレーを作っておくと非常に便利です。このスプレーを首にひと吹きしただけで、一瞬にして涼しくなります。冷蔵庫におしぼりを冷やしておき、さっとひと吹きしてから使えば、外出先で一日暑く、熱くなった心身をクールダウンしてくれること間違いなし。またこれらの精油には殺菌作用もあり、汗臭さのもと細菌の繁殖を防ぐので消臭のダブル効果が期待できます。 

ペパーミントを育てて使う

ウインブルドンでも飲む慣習のある、英国の夏の風物詩「ピムス」というカクテルにはキュウリとミントが欠かせません。ピムス以外でも冷たい飲み物の上にペパーミントを浮かべているのは、知ってか知らずか、ともかくその冷却効果を考えると彩だけでなかったことがわかるでしょう。ペパーミントは栽培がとても容易なので、特に夏はキッチン周りに一鉢置いて、摘みたてをソフトドリンクやアルコール、デザートに加えれば風味もあがり、涼しさ倍増。消化促進効果もあるので、夏バテ気味の胃腸にもよく、ぜひフル活用させたいもの。 

ラベンダーバスで今日の疲れを取りたい!

交感神経と副交感神経のバランスを整えるのは、簡単にいえばリラックスと興奮をうまくコントロールできればいいということ。現代社会に生きているとたくさんのストレスから興奮や刺激、つまり交感神経優位の状態は誰でも容易になれるでしょう。問題なのはリラックス。敢えて努力しないとリラックスできない環境のヒトも少なくないはずです。リラックスの代名詞にもなっているラヴェンダーは科学的にも自律神経の調整をしてくれることが分かっています。精油の含有成分リナロールやリナリルアセテートが有効に働いてくれるのです。お風呂に6滴、アロマバスがおススメです。 

鼻づまりを解消するアロマ

今年は暖冬の影響ですでにスギ花粉の飛散が始まっているとか。電車の中では一人おきにマスク姿の人をみかけますが、まだまだインフルエンザも侮れず、どちらの予防かは微妙。ともあれ、鼻づまり症状は共通の悩み。不快度を半減させるためには、鼻の粘膜の腫れをとるのが近道。最近の研究ではペパーミントに含まれるポリフェノールが鼻粘膜の腫れを改善させた、という報告があり注目されています。研究ではペパーミントのティを使っているのですが、ペパーミントは嗅ぐだけで体温を2℃ほど下げたというデータもあり、精油を嗅げば鼻の粘膜でおきている炎症を抑えることも可能。 

アロマスクでウイルスの侵入禁止

「咳エチケット」。この冬厚生労働省が打ち出した「まず咳・くしゃみがでたら人にうすさないためにマスクを着用」「咳をしている人にはマスクの着用をお願いしよう」というインフルエンザ対策キャンペーン。ウイルスを体内にとりこまない!そのためには侵入口を封鎖する?!マスクは最も簡単な手段といえるのです。医療従事者を対象にしたある研究で、精油を数滴添付したティッシュをはさんだマスクを着用した場合、しなかったときより感染率が低かったという報告もあり、マスク+アロマならより強硬なバリケードがでそう。最適な精油はユーカリラディアタ、ニアウリ、ラバンサラ。 

抗菌・抗ウイルスのアロマな加湿

インフルエンザウイルスの弱点は高温・多湿。ただし冬場に外気との温度差があまり大きくなるのも問題なので、むしろ湿度を保つようにするのが賢明。アロマポットや加湿器を使って精油を拡散させると部屋の湿度が上がり、目に見えないところでウイルスと闘ってくれます。おススメの精油はティトリー。殺菌作用が強く、ウイルスにも効力を発揮するので、インフルエンザ予防にはうってつけ。ちょっと癖のある香りなので、気になる人はレモンなどの柑橘系の精油と1:1の割合でブレンドするのがコツ。加湿器は専用のもの以外は消毒エタノールで希釈してからタンクに加えてください。

『アロマ酢プレー』で
カビ対策

年末ならずとも水周りのカビや水垢はお掃除の悩みのたね。それだけでなく、カビは放置しておくと、胞子となり空気中に舞い、アレルギーなどの原因にもなるので早めの対処を心掛けたいもの。カビ取りのナチュラルな優秀素材が「酢」。カビは真菌類の仲間です。ティーツリーの精油には抗真菌作用があるので、100mlのスプレー容器に10mlの酢を入れ精油を20滴落とし、90mlの水を加えてよく振り、カビの気になるところにまんべんなく散布。重曹をふりかけ発砲させ再度スプレーし、3〜4時間放置しましょう。その後擦って落とし、ゆすいだら完成です。

ふりふり
アロマカーペット

最近行ったアレルギー患者の主要アレルゲンの調査によると、喘息や鼻炎を起こすアレルゲンの第1位は室内塵(主成分はダニの死骸や糞)で49.1%。スギ花粉はなんと6.4%にすぎないことが。いかに毎日のお掃除が大切かがわかります。特に畳や絨毯はそんな塵たちの宝庫。月1くらいでしっかり取り除きたい。最近話題の重曹はカーペットお掃除素材として最適です。200gの重曹をビニール袋に入れ、抗ダニ、抗菌作用のあるアトラスシダーウッドの精油を40滴落として攪拌し、時々まぜながら一晩おいたものを「ふりふり○○」のように使います。

薫るワックスで
家具磨き

年末は普段なかなかできなかった家具の手入れをするチャンス。せっかくなら家具用ワックスもナチュラル素材で作ってみませんか。食器用液体洗剤5mlを加えて150mlの石鹸水を作ります。耐熱性の容器に300mlのテレビン油と蜜蝋60gを入れ湯せんし溶かし、そこに石鹸水を加え、クリーム状になったら混ぜながらあら熱をとります。誰もが好むオレンジの精油を20滴加えよく混ぜたら、ビンか缶に移して保存してください。やわらかい布で家具に塗り、5分ほどおいてからぴかぴかに磨きましょう。リラックス効果の高い香りが家具からほんのり。